西尾幹二氏激賞!
日本を食い亡ぼす「妖怪」を追及
西尾幹二(電気通信大学名誉教授・評論家)
「反日」という名の、日本発のソフトファシズムが中韓などの外国に飛び火し、国内の威嚇団体の暗躍と相まって、1980年頃から日本の国家意思を真綿で首を絞めるように麻痺させている、という著者の観察と警告に、私は心から同意する者である。私はこれを「第二の敗戦」と呼ぶが、本書の著者は新しい「妖怪」と名づける。官公庁、地方自治体、NHK、大新聞などの中枢に国家意思がない。国の内外の「反日」勢力にいかにこの国が日々食い亡ぼされているか、に関し、著者が私などの及ばぬ細かな情報に通じ、緻密に追及しているさまは驚嘆に値する。
*西尾幹二氏から推薦文をいただく経緯については、「二十七年ぶりの再会と一枚の葉書」をご覧下さい。
目次
第1章●<反日ファシズムの襲撃>
変異し獰猛に生き続けるアジアの妖怪
自らの意思で五十二年間成長しなかった国
<反日メカニズム>にどう対峙するか
閉ざされた<大東亜戦争>
五十年以上続くメディアの自己検閲システム
日本を基点として冷静構造を支える国際ネットワーク
拉致問題が象徴するもの
北朝鮮の関与を認識した時点で、なぜ動かなかったのか
主権侵害意識が希薄な国の悲劇
家族会・救う会の絶望の深さ
報道の背後で繰り広げられる熾烈な情報戦
拉致は日本に向けられた侵略行為
的中した坂本多加雄氏の予言
内容不明な外国人参政権法案に沈黙するメディア
「外国人差別」という名のキャンペーン
外国人参政権は間接侵略を促進する
国家を「心のなかの問題」として捉える人々の出現
第2章●メディアの解体---ワールドカップと北朝鮮報道の正体を暴くネットの力
第3章●「2ちゃんねる」は<閉ざされた思考空間>を破る
第4章●拉致家族と朝日新聞&筑紫哲也の深すぎる溝
第5章●北朝鮮を崩壊させる法、あります
第6章●八月十五日、靖国参拝に雨が降る。
第7章●「冬ソナ」と日韓友好ブームに潜む危機
第8章●終わりなき中国の「反日」---アジアカップ中国大会で見えたもの
第9章●殉職---外交官・奧克彦氏と井ノ上正盛氏の「日本」
「はじめに」より
日本が危機に瀕している。それも、有史以来最大の危機と言っても過言ではない。五十九年前に日本は戦争に負けたが、あの敗戦を遥かに上回る危険な情況に陥っている。そもそも、現在の危機の本質を自覚できないこと自体が、最大の危機なのだ。拉致問題、領土問題、安全保障問題、歴史認識問題、という国外からの攻撃は、韓国、北朝鮮、中国の <反日トライアングル> から向けられたものだが、その <反日トライアングル> に攻撃の武器を供給し、援助し続けているのが日本なのだ。
「あとがき」より
「はじめに」にも書いたように、本書は平成十五年(二〇〇三)から平成十六年(二〇〇四)にかけて雑誌に発表した拙稿に手を加え、新たに書き下ろした「反日ファシズムの襲撃」を加えたものだ。(中略)日韓ワールドカップを取材しているときから、何か違和感のようなものを感じ始め、それがピッチ内の出来事に対する違和感ではなく、当時のメディアに向けられたものであると気づいたとき、私は横浜国際競技場で、優勝したブラジル代表の表彰式を記者席から観ていた。(中略)
ワールドカップの余韻を、楽しみながら、あるいは悶々としながら、平成十四年(二〇〇二)の夏を過ごしていたとき、金完燮氏の『親日派のための弁明』に出会った。彼と直ちに会い、話しをしてワールドカップで感じた違和感も解けたとき、小泉首相の北朝鮮訪問が発表された。多くの人がそうだったように、九月十七日の小泉訪朝は、私にとっても忘れられない日となった。そして、何かが大きく私を動かし、スポーツを取材する日常が救う会と家族会を追う日常へと大きく変化した。そのような経緯を踏まえて書かれたものが平成十五年(二〇〇三)三月に現代コリアに発表した「メディアの解体」だった。
(中略)つまり、この三年間の出来事は朝鮮半島ダブルショックが日本を襲い、そこから戦後日本の常識を崩壊させていく新しい時代の幕開けとなったのだ、そんな時代の波を感知した人は、日本をせめて普通の国にしようという新鮮な意欲に駆られているはずだ。
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